物語のうまれ方〜小川洋子さん、河合隼雄さんの対談本〜
はじめまして!なかむらむつらと申します。
小さい頃から本が好きでした。漫画から小説から、ジャンルを問わず、今でもそうです。
7年ほど前に、この本のタイトルを見て、
「そうだ!!!その通りだった!」
と、数十年生きてきた間に考えたこと、試行錯誤したことに関わる、色んな謎が解けたような気持ちになったのです。
大好きなお二方の対談本です。
河合隼雄さんは、この対談からほどなくしてお亡くなりになりました。
文庫の帯には、
「奇跡のように実現した二人の出会い」
と書かれていました。
私にとっても、この本は、目がさめるような出会いでした。
探していたモヤモヤと実態のない正体のわからない不安と焦りの原因であるものの、その捕まえ方を教えてくれました。
捕まえてみたら、絶対に素晴らしい宝物になること、世界を知る手掛かりになることも、信じることができました。
人生をかけて、たくさんの物語を探そうと決めました。
そうやって世界を眺めると、書物はもちろん、音楽、絵、歴史、哲学、仕事、家族、友達、、、物語はあらゆるところに存在していて、驚かされたり感動させられたり、新しくて面白い発見がとめどなく!
同じものを見聞きし、体験しても、人の数だけ違う物語が生まれるということに、人間のあらゆる可能性を予感せずにいられません。
この本の本文中に、
都合のいいことが偶然が起こりそうなときに、それが絶対に起こらないと先に否定している人には絶対に起こらない
というようなことが書いてありました。
漫画みたいな、小説みたいな出来事を体験するもしないも、自分次第なのですね。
このブログで、そんな心構えをもって、身近なところから遠いところまで、様々な「物語」との出会いを、私というフィルターを通した視点から、新たな「物語」として書き記していきたいと思います。
何卒、よろしくお願いいたします。